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道議団の動き
天下りあっせんやめよ/花岡議員が知事追及 09.02.13

天下りあっせんやめよ

道議会委花岡議員が知事追及

日本共産党の花岡ユリ子道議は13日、道議会決算特別委員会の知事総括質疑で、道職員OBの天下りあっせん問題を高橋はるみ知事に質問しました。

複数の企業や団体に再就職を繰り返すことで高額な給与や退職金を受け取る国家公務員の「渡り」に国民の批判が高まっています。

花岡氏は、道職員の再就職で国家公務員の「渡り」のような実態は、党道議団の追及でなくなったと指摘したうえで、「退職後、70歳すぎまで高額の報酬をもらって団体を転々とする例がある。『渡り』をどう考えるか」とただしました。

高橋知事は、道の再就職要網で再就職者の給与に上限を設けるとともに、退職金を支給しない取り扱いにしていると述べ、「在職期間についても、年齢の制限を設けており、道職員の再就職は、『渡り』が起こる環境にはない」と答えました。

「確かに国のように『渡り』の極端な例はなくなったが、道独自の進化をした『渡り』がある」とした花岡氏は、北海道空港社長を8年間務めた後、道観光連盟会長に再々就職した元副知事の例などをあげ、「ほとんどが非常勤だが、多くは数百万円の手当を受け取っていると聞いている。立派な『渡り』ではないか」と指摘しました。

天下りの実態をただした花岡氏は「団体の中には、何代にもわたって道OBが居座り続ける『指定席』がある。退職時の役職で天下り先が決定するのはふさわしくない」と強調。「道が影響力を行使でき、癒着の根源である天下りを道があっせんすることは道民に理解を得られない。あっせんをきっぱりやめるべきだ」と迫りました。

高橋知事は、企業や団体から人材の紹介要請があった場合に要請理由や求める人材の内容を考慮し、適任者の情報提供をしてきたと述べ、「結果として、同一の団体に運続して道のOBが再就職するケースもある」と開き直りました。

(09年02月14日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)


道幹部天下りの「指定席」明らかに

北海道空港など5ポスト花岡議員が資料を提出

13日の道議会決算特別委員会で花岡ユリ子道議が明らかにした道幹部職員の天下り「指定席」ポストは表の通りです。

北海道空港(株)では、23年にわたって元副知事と元出納長が連続して社長を務めており、他のポストもほぼ切れ目なく幹部職員が天下りしています。また、五つのうち四つまでもが特別職の「指定席」となっていることも道民の理解を得ることはできないでしょう。

天下り「指定席」について

2009年2月13日 日本共産党道議会議員団 
所管部団体名職名就任年月日道での最終役職名
知事政策部(社)北方圏センター副会長兼専務理事H14.5.22〜現在企業局長
副会長兼専務理事H12.5.22〜H14.5.21労働委員会事務局長
副会長兼専務理事H1.5.10〜H12.5.21知事室長
企画振興部北海道空港(株)代表取締役社長H14.6.21〜現在出納長
代表取締役社長H6.6.24〜H14.6.20副知事
代表取締役社長S61.6.20〜H6.6.23副知事
経済部(特)北海道信用保証協会会長H20.12.11〜現在副知事
会長H14.11.1〜H20.12.10副知事
会長H7.6.1〜H14.10.31副知事
農政部(財)北海道農業開発公社理事長H20.7.1〜現在副知事
理事長(H18.8.1〜H20.6.30は農政部長兼任ポスト)
理事長H14.7.1〜H18.7.31公営企業管理者
建設部(特)北海道土地開発公社理事長H13.8.1〜現在副知事
理事長H13.7.12〜H13.7.31不在   
理事長H6.1.19〜H13.7.11教育長