“働く貧困層”支援を/道議会委で花岡議員迫る | 09.02.03 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は3日、道議会保健福祉委員会で、生活保護とホームレス支援について、道にただしました。
昨年来の大企業各社の「派遣切り」や雇い止めに怒りが広がるなか、道内でも生活保護申請数が昨年10月から12月の3ヵ月間で、前年比716件の大幅増で、4122件となっています。
花岡氏は、札幌市内の不動産業者がホームレスの人たちに事務所を無料宿泊所として開放し、入居した人が区役所で生保を申請すると「プライバシーのない共同生活は住居とみなさない」と一時突っぱねられたと紹介。「厚労省通達では『申請権を侵害してはならない』とし、東京などでは住んでいるところで申請を受け付けている。生保は生活困窮者のよりどころであり、道としてきちんとした対応が求められている」と迫りました。
福祉援護課の三角貫一参事は「制度では誰でも申請でき、受理後に実態調査をすることになっている。厚労省通達の周知・徹底をはかり、相談、申請があった場合は適切に対処できるようにしたい」と答弁しました。
花岡氏は、道が2年前に実施した「ホームレス実態調査」で多くの人たちが「仕事があったら働きたい」と答えていると指摘。「国の雇用創出のための交付金を活用し、ホームレスの人たちの仕事をつくるべきではないか」と求めました。
福祉援護課の佐藤雅人課長は「国の交付金事業を最大限活用し、道内の失業者の雇用・就業機会を創出するための事業を検討している」と述べました。
(09年02月04日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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