コドモックルの現場を調査する花岡、真下道議=6日
札幌市手稲区にある道立「子ども総合医療・療育センター」(コドモックル)で、空調ダクトが結露し、しみ出した水が集中治療室(ICU)に落ちるなどの被害が発生した問題で、日本共産党の花岡ユリ子、真下紀子両道議は6日、現場を調査しました。
コドモックルは、出生前から出産後までの母子への一貫した医療・訓練と、肢体不自由児の療育機能をあわせもった施設で、昨年9月に開業したばかり。
道によると、窓の結露は11月下旬から発生し現在も継続しているといいます。ダクトの結露による、ろう水は、1階と3階廊下で昨年12月、高度な医療機器が置かれているICUでは今年1月28日に発生しました。
コドモックルの真野孝志事務長、吉田郁子看護部長らがICU、窓が結露した新生児集中治療室(NICU)、母子病棟などを案内。
花岡、真下両議員に、「ダクトと天井の間に雨樋や受け皿、吸水シートをおいた。9日には、機会の廃熱をダクトに流し、凍結を防ぐ工事を行う予定」だと説明しました。
道によると、コドモックルの総工事費は80億3000万円。ICUのある「第四工区」は「竹中・坂本・石山」共同企業体が受注し8億1900万円、「空調設備」は「朝日・協和・三雄」共同企業体で5億4600万円、「改築工事監理」は「久米・創建者設計等」共同体で5617万円の契約額となっています。
|