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道議団の動き
北電全役員が知事に献金/真下道議がただす 08.10.01

北電全役員知事に毎年献金

「個人」の形借りて真下道議がただす

北電役職者の知事後援会への献金状況
2008年9月29日 日本共産党道議会議員団 (単位・円)

※資料は、2006年、2007年の「政治資金収支報告書」の政治資金管理団体「萌春会」への個人献金の一覧から作成。

※役職名は2008年度のもの

役職名氏名2006年2007年
金額(円)月日金額(円)月日
顧問①南山 英雄100,0006.12100,0005.8
取締役会長②近藤 龍夫50,0006.1250,0005.8
取締役社長③佐藤 佳孝020,0005.8
④演田 賢一30,0006.1230,0005.8
取締役副社長⑤矢野 義尚30,0006.1230,0005.8
取締役副社長⑥西村  求20,0006.1220,0005.8
⑦大和田 勲20,0004.1120,0005.8
⑧吉川 照一20,0006.1220,0005.8
⑨菅  伸之20,0006.1220,0005.8
⑩市村三樹男20,0006.1220,0005.8
⑪矢島 泰司20,0006.1220,0005.8
常務取締役⑫大内  全20,0006.1220,0005.8
常任監査役⑬得能  毅20,0006.1220,0005.8
⑭伊藤 三雄20,0006.1220,0005.8
⑮佐野  正010,0005.8
合計390,000 420,000 

北海道電力(佐藤佳孝社長)の全役員が知事への一斉献金を毎年続けている問題で、日本共産党の真下紀子道議は1日、高橋はるみ知事をただしました。

これに先立つ9月29日の予算委員会で道は、真下氏の質問に答え、北電全役員が高橋知事の政治資金管理団体「萌春会」に2006年に39万円、07年に42万円の献金をしていると認めました。4年連続、会長が10万円、社長5万円、副社長3万円、常務取締役2万円をほぼ同じ日に一斉に献金しています。

プルサーマル問題でも行政の公平・公正さを求められている知事が「個人献金」の形を借りて当該企業からの献金を毎年受け取っていることに道民から批判が高まっています。

知事に直接答弁を求める1日の質疑で、真下氏は「道内企業でこのような個人献金の体裁によって献金しているのは北電役員だけ。原発の行政監視をし、危険なプルサーマル実施に同意をするかどうかを判断する知事に献金し続け、知事も個人献金だと主張して受け取り続ける。このような茶番が続いても、北電と緊張感のある関係を保てるというのですか」と迫りました。

高橋知事は「会社役員からの寄付は個人の立場で私の政治活動や考えに賛同いただいたものと理解している」「公平・公正な道政運営に努めている」と強弁しました。

昨年も、北電役員による知事への献金問題を取り上げた真下氏は「知事の政治姿勢が献金に反映しており、社会常識とかけ離れている。辞退すべきだ」と知事の態度を厳しく追及しました。

(08年10月04日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)