真下道議/“談合に甘い”知事追及 | 08.10.01 |
道議会は1日、重要問題について直接高橋はるみ知事の答弁を求める予算特別委員会総括質疑が行われ、日本共産党の真下紀子道議が質問に立ちました。
真下道議は高橋知事に対し、①入札契約 ②天下り ③知事への政治献金―などについて、ただしました。
道道余市赤井川線の冷水トンネル(赤井川村)の入札契約で、道は指名停止処分にした大林・札建特定共同企業体が処分の2週間前に30億円で工事を落札し、道と仮契約を結んでいました。
真下氏は「当別ダムの工事入札では、指名停止業者の応札(入札参加)を認めている。道は指名停止期間を半分に短縮している」と厳しく追及しました。
「指名停止期間の短縮は、道内の中小建設業への影響を勘案して総合的に判断した。道はこれまでも談合などの不正行為には厳しく対処している」と開き直る高橋知事。真下氏の質問に対し、東北6県や沖縄など不況に苦しむ県が規定はあっても指名停止期間の短縮はしていないと認め、「北海道は全国一談合に厳しい」との自らの発言を撤回しました。
真下氏は「指名停止期間の短縮は道民の理解を得られない。不正を救済するアンフェア(公正でない)なことは一切やめるべきだ」と強く迫りました。
道民の批判が高まっている道幹部職員の天下り問題について、真下氏は「天下りは官製談合の一角をなすもの。道職員の再就職についての『要綱』を見直すべきだ」と追及しました。
高橋知事は「(天下りした)前副知事の報酬問題で道民から疑問の声とさまざまな意見が寄せられている」と批判の高まりを認め、「『要綱』は検討すべき課題があり、年度内をめどに鋭意見直す」と答えました。
(08年10月02日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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