磯焼け対策を推進/道が答弁 | 08.09.24 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は、9月24日の道議会本会議の一般質問で、漁業・磯やけ対策の強化などをただしました。
浅い海域に生えているワカメやコンブなどの海藻が減少、消失し、薄いピンク色の硬い殼のような海藻が海底を覆います。そのため、そこで生活していたアワビやメバルなどの生き物がいなくなります。生態系に激変をおこします。
磯焼けのメカニズムはまだ解明されていませんが、海の栄養が不足していることがひとつの要因といわれています。とくに日本海沿岸は磯焼けが深刻です。乙部町や上ノ国町ではイカゴロを海中に投入して海の栄養をとり戻す取り組み、寿都町では鉄鋼スラグの投入、泊村での液体飼料の投入など、対策が始まっています。
花岡道議は「北海道のおいしい魚介類の存亡がかかっている」とし、道は磯焼け対策を強化すべきだと主張し、質問しました。
竹内良雄水産林務部長は、磯焼け対策は極めて重要であるとの認識を示し、「磯焼け対策を推進し、日本海地域の漁業の振興に努めていく」と答えました。
花岡道議はまた、道内のナマコの資源対策について、価格の上昇にともない生産量が増大しており資源管理の重要性が求められていると指摘。とくに留萌管内新生マリン漁協鬼鹿ナマコ部会の取り組みは「全国豊かな海づくり大会」で大会会長貢を受賞したことを紹介しました。
花岡道議は、「このような取り組みを他の漁種にも広げて北海道漁業の活性化に生かすべきです」と強調しました。
高橋はるみ知事は、「このような取り組みを全道の漁業に広めていくことが極めて重要です」と答えました。
(08年10月01日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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