不正問題に甘い知事/花岡道議がただす | 08.09.24 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は24日、道議会本会議で一般質問に立ちました。指名停止処分を受けている業者を当別ダム建設工事の入札に参加させた問題や、道民の怒りが広がっている天下り問題、生活を直撃する原油・原材料の高騰について、高橋はるみ知事にただしました。
道はあいまいな答弁に終始、再々質問で高橋知事は答弁不能に陥り、調整に時間がかかる場面もありました。
花岡氏が力を入れたのは不正問題です。
前副知事が道農業開発公社に天下りし、「職歴で報酬に倍以上の差がつくのは差別だ」と道に報酬引き上げを求める態度をとりました。
花岡氏は「『天下りしたうえ、報酬の増額要求とはなんだ』と道民は怒っている。どう考え、どう対処するのか」と追及すると、高橋知事は「正直、困惑している」「要綱の厳格な運用に努める」と答えるだけでした。
道側は、道所管公益法人の12団体に23人の道OBが再就職し、800万円以上の報酬を受けている13人が常勤役員であると明らかにし、報酬額は「個人情報保護」を理由に、公表を拒否しました。
花岡氏は「同法人が道と業務上で深くかかわりのある団体。再就職要綱を基本に、ただちに是正すべきだ」と強く求めました。
指名停止業者の当別ダム入札問題では「地方自治法違反にあたるのではないか。規定の早急な削除を求める」と要求。「知事の姿勢が天下りだけでなく、不正一掃や談合撲滅に甘いと感じるのは私だけではない。道民の声だ」と強調しました。
傍聴にきた小樽市の土田さん(64)は「花岡さんが道民の声を提起しているのに知事はまともに答えず、はぐらかしに終始していた」と話しました。
(08年09月25日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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