「要綱破り」許すな/知事に道議団申し入れ | 08.09.16 |
道の関与団体「北海道農業開発公社」理事長に天下りした近藤光雄元副知事が公社の理事会に自分の報酬を道の再就職要綱に定められた上限額の倍以上に引き上げるよう求めた問題で、日本共産党の花岡ユリ子、真下紀子両道議は16日、高橋はるみ知事に「要綱破り」を許さないよう緊急に申し入れました。
道再就職要綱は、副知事などの特別職経験者の年間報酬上限額を660万円と定め、再就職先の要請で年齢制限を超えて働く場合を想定し、「特別の事情があるときは、道と協議しなければならない」としています。
嵐田昇副知事は「道には正式に相談がないが、(近藤氏は)上限額を了承して公社に再就職したはず」「知事が任命した人だけにきちんと対応してほしい」と述べました。
道の財政再建で、職員の大幅な給与カットが続いているなかでの元副知事の非常識な提案に、職員からは「自分のことだけ考えているのは許せない」との声が高まっています。
党道議団は、一般質問などで近藤元副知事の農業開発公社への天下りを任命した知事の責任と報酬の上限額を協議できるとする要綱の「例外規定」の見直しを厳しく求めていくことにしています。
(08年09月17日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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