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道議団の動き
「後期医療」加入強制やめて/障害者ら、各会派に要請 08.09.03

「後期医療」加入強制やめて

障害者ら、各会派に要請道議会

北海道の医療費助成制度を考える連絡会(小谷晴子代表)は3日、後期高齢者医療制度の加入を重度心身障害者医療給付制度の受給要件としないよう求めて道議会に陳情書を提出するとともに、各会派に要請しました。

任意認められているのに…

花岡道議が激励

差別医療と新たな保険料負担を押しつけ、国民の強い怒りを買っている後期高齢者医療制度は、75歳以上のすべての高齢者と65歳以上の重度障害者が加入の対象です。

65歳以上の障害者の制度加入は本人の選択制になっているにもかかわらず、道は加入を事実上強制しています。後期高齢者医療制度への加入が「重度心身障害者医療給付制度」の受給要件とされているからです。

加入強制は金国でも7道県のみで、厚労省は「助成要件の見直しについて必要な検討を」と求めています。

小谷会長らは、道議会議長に陳情書を握出したあと党道議団を訪問。花岡ユリ子団長に協力を求めました。

小谷会長は「国が任意加入を認めているのに、道が加入強制するのはおかしい。高齢者や障害者を排除する社会ではいけないと思います」と訴えました。

花岡氏は「私たちは選択制にすべきだと主張してきました。みなさんの意見は当然です。一緒にたたかいましょう」と参加者の労をねぎらいました。

要請に参加した佐藤勝美さん(71)=札幌市清田区=は「私のような途中失明者がこの制度を理解するのはなかなか困難です。医療差別はぜひ改善してほしい」と訴えました。

(08年09月04日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)