福祉灯油に3億円計上/道が原油高対策案 | 08.09.02 |
本格的な灯油需要期を前に、道は2日、原油高騰対策案を発表しました。福祉灯油事業に今年度の約3・5倍にあたる3億円を計上しました。9日から始まる第3回定例道議会で審議されます。
福祉灯油事業は、高齢者と障害者、母子世帯など市町村民税非課税世帯に対し、燃油代を助成するものです。
札幌と旭川、函館3市を除く道内市町村が実施した場合、道が2分の1を補助します。
道内灯油価格(18リットル当たり)は、昨年4月の1317円から、今年4月は1762円。7月は2320円と記録的な高値になっています。
昨年度、道補助金を活用して福祉灯油事業を実施した169自治体の総事業費は、約5億5220万円。そのうち道補助金分は、約8570万円でした。
26自治体が、独自に生活保護世帯を対象としました。
道が昨年より補助金を大きく増やしたことは、拡充を求める道民の運動を反映したものです。国の寒冷地における生活困窮者対策は、生活保護世帯を対象としており、道もさらなる改善が必要です。
(08年09月04日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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