思い切った助成増額を/福祉灯油で花岡道議 | 08.08.05 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は5日、道議会保健福祉委員会で福祉灯油、京他高騰対策について、道の考えをただしました。
生活困窮者に灯油購入費を助成する福祉灯油は昨年度、道内176市町村で実施されました。そのうち道の地域政策総合補助金で助成している169市町村の事業総額は約3億5千万円、道の補助金額は8567万円でした。対象世帯は7万6千世帯で、生活保護世帯を福祉灯油の対象にしたのは26市町村でした。
花岡氏は、国が生活保護世帯も福祉灯油の対象にしているとし、「道が対象から外したことから、生活保護世帯に福祉灯油を実施した市町村が26にとどまったのではないか。道も対象にするべきだ」と求めました。
また、「昨年、福祉灯油を実施した秋田県や岩手県では1億円を超える予算を計上している。人口が4倍以上でより寒冷な北海道は6億円規模の助成を実施すべきだ」と福祉灯油事業の規模を拡大するよう要求しました。
道側は「国の対策を注視し、市町村の意向調査の結果も踏まえて適切に対応する」と答えました。
花岡氏は原油高騰の影響で障害者施設の運営に深刻な影響が出ていると指摘。介護保険施設も含め冬期間の加算制度、助成制度を実施せよと迫りました。
道側は「原油高騰の具体的な実情を把握する必要があるものと考え、障害者施設、社会福祉施設の調査を実施している。冬期暖房費用加算制度の新設について、調査結果を踏まえて国に要望する」と答弁しました。
(08年08月06日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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