バス路線廃止で花岡議員が追及 | 08.06.26 |
日本共産党の花岡ユリ子道議は26日、道議会の新幹線・交通体系特別委員会で札幌市内のバス路線の一部が廃止されようとしている問題について質問しました。
この路線はもともと、札幌市営バスが運行していたもので、市が2001年にバス事業から撤退し、道中央バスが引き継ぎました。しかし同社は「経営難」を理由に、住民への十分な説明もなく、17日、一方的に道運輸局に廃止を届け出ました。廃止届の提出だけで撤退が認められる「規制緩和」が影を落としています。
花岡氏は、石狩支庁生活交通確保対策協議会での十分な論議もなく、すすめられたことを指摘し、「中央バス撤退後、住民が不利益になるような事態を遊けなければならない。他のバス会社が引き継ぐことができるのか」とただしました。
田中秀俊交通企画課長は、運行事業者の選定について、「市みずからかおこなうことになる」と答えました。
花岡氏が「規制緩和により、いくつの路線が休止・廃止されたか」と質問。道は02年以降、191路線が廃止されたことを明らかにしました。
花岡氏は、高齢者や学生の身近な足であるバスの「安定的な運行について、自治体の責任ある対策を」と求めました。
道は、道と市町村が連携して、「生活に支障が生じないよう生活交通路線維持費補助金などを活用し、交通の確保がはかられるよう対応」すると答えました。
(08年06月29日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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