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道議団の動き
サンルダム建設 真下道議が追及 08.06.20

治水、環境保全で問題

サンルダム建設 真下道議が追及

日本共産党の真下紀子道議は20日の道議会予算特別委員会で、サクラマスの生息など環境への影響が心配されている天塩川水系のサンルダム建設について道の考えをただしました。

真下道議は自らの現地調査も踏まえ、「サンルダム建設の基本計画について知事は『環境へ配慮』するよう国に意見書を出したが、具体的内容を確認しているか。橋りょう工事などの周辺への影響についてどう把握しているか」とただしました。

サンル川でのサクラマスの産卵床について、真下氏は国のいう数が民間調査よりはるかに少ない例をあげ、「道として住民との共同調査を提案すべきだ」とのべました。

道建設部は「国が必要な調査をし、環境保全対策を進めるものと考えている。民間調査の結果を踏まえるよう国に要請したい」と答えました。

真下氏は「天塩川の水害被害を6900億円と見込んでいるが、サンル川は流域の3%にすぎない。堤防の未整備を放置してダム建設を優先しているのではないか。治水対策としてダムにどの程度効果があるのか」と具体的に追及しました。

道側は「サンルダムでは5分の1の洪水流量を調整する治水効果があるとの整備計画が策定されている。堤防整備はダム建設とあわせて行われる」とのべました。

真下氏は脱ダム宣言をした淀川水系流域委員会が広報や一般意見聴取を重ね、八十回にわたる会議開催をしている例を示し「サンルダム建設には治水、環境保全などで数々の不十分さがある。ダム建設には、反対や慎重な対応を求める意見が出されている。情報公開、道民意見の反映が必要だ」と指摘しました。

(08年06月22日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)


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