産廃施設許可するな/花岡道議/北広島市で現地調査 | 08.06.05 |
廃棄物処理法や都市計画法違反を繰り返している産廃業者が、北広島市内で産廃処理施設の「建築許可」を求めている問題で、日本共産党の花岡ユリ子道議は5日、現地調査しました。
問題の業者は、「札幌リサイクル推進事業協同組会」(村上良行理事長)。2004年4月、道から25日間という異例の早さで「設置許可」が下りました。
同年9月、組合が施設使用前の検査を受けずに、がれきの搬入と粉砕処理を行っていたとして、石狩支庁は業務の停止を指導。さらに、都市計画法違反の建築物を組合構成員の名義で建設したのに対し、道や市は、行政指導と違法建築物の撤去を命じています。
花岡道議らは、現場に隣接する「植木村」を訪問しました。園芸業を堂む一人は、「道は、住民に何も知らせずに設置許可を出した。地元で『絶対反対』の看板を掲げてがんばる」とのべました。花岡道議は、「道議会で党派を超えて力を合わせたい」と応じました。
市との懇談で石井潤一郎環境部長は、「産廃施設の設置は認めない方針だ。道は、地元住民と自治体の意向を尊重してほしい」と要望しました。
花岡道議は、調査で確認した建築物について質問。市側は、04年に都市計画法違反で行政指導したときは4棟で、その後19棟に増築されたことを明らかにしました。
同席した中野募、板垣恭彦、本村公昭の各市議は、「故意の違反」であり、市が厳しく対処するよう求めました。
同市議会は6日、道に対し、「札幌リサイクル推進事業協同組合」への「建築許可」を行わず、04年に出した「設置許可」の取り消しを求める意見書を、全会一致で可決しました。
(08年06月14日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)
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