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道立高校削減計画 撤回し学ぶ権利保障を 08.06.04

道立高校削減計画 撤回し学ぶ権利保障を

道高教組・道教組が声明

2011年度に道立高校26校で40学級を削減することを盛り込んだ道教育委員会「公立高校配置計画案」に対し、道高教組と道教組は4日、計画案を撤回し、子どもたちの学ぶ権利を保障するよう求める声明を発表しました。

計画案は、09年度からの3年間について示したもの。再編統合されるのは、札幌稲西と札幌稲北、美唄と美唄工業、稚内と稚内面工、美幌と美幌農業の八校です。

統合後の学級数は、札幌稲西と稲北(14→7学級)以外は未定。札幌南陵、白綾、厚別、真栄の4校が各2学級削減されます。

小規模校ながら特例として地域に残す「地域キャンパス校」に09年度から移行する学校として常呂と清里2校が加わります。「普通科単位制」に09年度から札幌白石と静内、10年度が倶知安、11年度は北広島、小樽桜陽、遠軽を追加。「普通科フィールド制」には09年度に北見緑陵が移行します。

声明は、中卒者数との「数合わせ」で学級数の増減が機械的にされると教職員の増減や教育課程編成の困難など、「学校は混乱に陥る」と指摘。「生徒の進路選択や安定した学校経営に考慮」するとした道教委「指針」にも反し、キャンパス校や単位制、フィールド制への移行は、子どもたちに不安を与え、教育的配慮より道財政を優先したものだと批判。ゆきとどいた教育署名運動を推進し、少人数学級と学ぶ権利、真の機会均等の実現をめざすとしています。


少人数学級こそ

花岡ユリ子・日本共産党道議団長の話

一つの学校で毎年のように学級の増減をくり返す事態を生んでいることは、「指針」そのものが矛盾に陥っていることを示しています。道教委は「適正規模は3学級以上」といいますが、科学的な根拠はありません。少人数学級を小規模校から導入して地域の大切な高校の存続をはかるべきです。

(08年06月07日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)


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