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道議団の動き
75歳以上の健診無料に/花岡道議が要求 08.06.03

75歳以上の健診無料に

18府県で実施 花岡道議が要求

日本共産党の花岡ユリ子道議は3日、道議会保健福祉委員会で道の支出を増やし、75歳以上の高齢者の健診を無料にするよう求めました。

4月から始まった後期高齢者医療制度で75歳以上を対象に無料の健診を実施している道内の自治体は、旭川市、函館市など57市町村になっています。

花岡道議は、道が支出する高齢者の健診費用が3500万円にすぎないと指摘。「病気の早期発見・早期治療こそ最大の予防であり、医療費削減の道だ。道の支出を増やして無料で気軽に受けられるよう対策を取るべきだ」「全国でいくつの県が無料で健診をしているのか」とただしました。

高橋直博国民健康保険課参事は「健診が高齢者の健康の保持・増進や疾病の早期発見に寄与するものと考え、一定の財政支援を行うこととした」と答弁。全国18府県が無料で高齢者の健診を行っているとのべました。

花岡道議は「治療で差別され、健診にはお金が取られる。これでは『医療費の削減』の逆行だ。せめて全国レベルのように無料健診にすべきだ」と迫りました。

髙橋教一保健福祉部長は「75歳に到達したことを理由に健診の機会が失われることは望ましくない」「後期高齢者の健診は必要と認識しており、広域連合や市町村と連携をはかりながら、高齢者が安心して健診を受けられるよう努める」と笞えました。


道内の57市町村も

75歳以上の後期高齢者の健診で、自己負担額を徴収しない自治体は次の57市町村です。(道保健福祉部調べ)

千歳市、函館市、岩見沢市、三笠市、深川市、旭川市、名寄市、富良野市、帯広市、稚内市、網走市、室蘭市、伊達市、苫小牧市、登別市、根室市、知内町、長万部町、江差町、今金町、寿都町、蘭越町、喜茂別町、倶知安町、秩父別町、北竜町、幌加内町、南富良野町、和寒町、美深町、増毛町、小平町、浜頓別町、豊富町、斜里町、小清水町、雄武町、豊浦町、洞爺湖町、新冠町、音更町、新得町、広尾町、幕別町、池田町、足寄町、標茶町、弟子屈町、白糠町、島牧村、泊村、赤井川村、音威子府村、西興部村、中札内村、鶴居村、留寿都村

(08年06月04日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)


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