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道議団の動き
JR北海道 鷲別駅無人化計画/党道議が視察
15.09.09

JR北海道 鷲別駅無人化計画

鷲別駅位置図JR北海道が駅の無人化を検討しているJR室蘭本線鷲別(わしべつ)駅では、周辺住民から「混雑時に対応できるのか」などの不安の声が起こっています。

(北海道・越智朋子)

党道議が視察

駅員から状況を聞く(左から)菊地、佐野の両道議ら
駅員から状況を聞く(左から)菊地、佐野の両道議ら=9日、登別市・鷲別駅

日本共産党の菊地葉子、佐野弘美両道議が9日、同駅を視察しました。

駅員は「朝は特に混雑する。普通列車はワンマン連転なので無人化すると改札業務も行うことになり、ダイヤの乱れが心配」と指摘しました。

列車を待っていた守屋さんは「札幌から引っ越してきたのでワンマン列車は初めてで、切符をどこで渡せばいいのかなどとまどいがあった。駅員さんがいるとすぐ聞けて安心。無人化は困ります」と話しました。

両道議は、小笠原春一登別市長、青山剛室蘭市長、胆振総合振興局の小玉俊宏局長とも懇談しました。渡辺勉、佐々木久美子両登別市議、常磐井茂樹、田村農夫成両室蘭市議も同席しました。

両市長は8月末にJR北海道に駅員の配置継続を求める要望書を提出しています。

市長「撤回を」

小笠原市長は「未成年の利用者が多く、駅員がいるだけで安心感がある。冬場はストーブをつけているので安全面でも不安が残る」、青山市長は「今後も住宅が増え、利用客が増える可能性がある中での無人化にとまどいがある。地域住民にしっかり説明してほしい」と話しました。

両市長は無人化撤回の要望を引き続き行うとともに市としても乗客を増やす工夫や安全対策などをJR北海道に提案していく考えを示しました。

小玉局長は「利便性の確保、防犯、風紀、環境美化の面や災害時の適切な誘導などに支障が出ないよう道としても働きかけていきたい」としました。

菊地道議は「経営の効率化だけが優先され、安全をないがしろにしてはいけない。公共交通機関としての社会的役割を果たしてもらいたい。党として道議会でこの問題を取り上げ、反対の声を届けたい」と話しました。

JR北海道は鷲別駅のほか、根室本線の芦別駅、赤平駅の無人化も検討しています。

(15年09月12日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)

[日本共産党道議団編集]

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