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道議団の動き
北海道らしい酪農に/道議会委、真下議員が対策問う 14.12.16

北海道らしい酪農に

道議会委真下議員が対策問う

質問する真下道議
質問する真下道議=16日、北海道議会

日本共産党の真下紀子北海道議は16日、道議会予算特別委員会で酪農業の現状と対策について質問しました。

道内の生乳生産量は、この10年間は380万トン前後で推移し、生産は維持しているのに、酪農家の所得は、配合飼料価格や燃料費の高騰などにより10年間で20%も減少しています。

真下道議は「北海道は酪農王国を自認しながら、毎年200戸が離農する深刻な状況であり、飼養頭数も減少している。その原因をどう分析しているのか」とただしました。

道農政部は、「高齢化や後継者問題、労働力不足などにより、毎年200戸前後の減少が続き、2月現在6330戸と20年間で半数近くまで減少している」と答えました。

真下道議は「就農希望者は、牛と共生する循環型農業、配合飼料に依存しない放牧酪農などの北海道らしい経営スタイルを求めている場合も少なくない」とのべ、配合飼料によらない飼料受給率の向上を求めました。

竹林孝農政部長は「本道の強みである自給飼料資源を最大限に活用し、放牧酪農など多様な経営体が、その営農条件や特性を生かしながら発展させていく必要がある。若い担い手が夢と希望を持って酪農に打ち込むことができるよう取り組んでいく」と答えました。

(14年12月18日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)