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道議団の動き
最賃大幅引き上げを/道労働局に真下道議ら要請 14.08.05

最賃大幅引き上げを

貧困の連鎖打開へ

道労働局に真下道議ら要請

要請書を提出する森、真下、菊地の各氏北海道労働局に最低賃金の大幅引き上げを求める要請書を提出する(右から)森、真下、菊地の各氏=5日、札幌市

日本共産党北海道委員会は5日、札幌市の北海道労働局を訪れ、最低賃金の大幅引き上げを要請しました。真下紀子道議、菊地よう子小樽地区道政相談室長、森英士(つねと)道国政相談室長が担当者に要望を伝え、意見交換しました。

現在の北海道の最低賃金は時給734円で、生活保護費を下回っています。7月29日に中央最低賃金審議会が答申した北海道の2014年度引き上げ目安は14円(1.9%増)にとどまりました。消費税増税分(3%)にも届かない額です。

真下氏らは、「道内の非正規雇用労働者の賃金は最低賃金水準にはりついており、少子化の背景ともなっている。この悪循環を断ち切るべきだ」「小樽では、5割近い世帯が就学援助を受けている。貧困の連鎖の打開には最低賃金の大幅引き上げが必要だ」「ブラック企業根絶へ、非正規であっても真面目に働けば安心して暮らしていける社会をつくりたい。答申が示した目安にとどまらずさらに大幅な上積みを」と要望しました。

要請書を受け取った労働基準部の柴田真賃金課長は、「(2010年に政府の会合でとりまとめた)20年までに全国平均1000円にするという合意がある。要請の趣旨は審議会に伝えたい」と応じました。北海道地方最低賃金審議会は、8月中旬にも答申を出す見込みです。

(14年08月06日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)