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道議団の動き
オスプレイ 丘珠飛来中止を/党道委 道などに申し入れ 14.07.08

オスプレイ 丘珠飛来中止を

党道委道などに申し入れ

知事に迫る真下道議=2日、北海道議会
加藤危機管理監(左側)に申し入れを渡す(右から)真下道義、宮川潤札幌市議、畠山和也道書記長=8日、北海道庁

7月20日に札幌市東区の丘珠空港で開催される第28回札幌航空ページェントに米軍のオスプレイを展示する計画について、8日、日本共産党北海道委員会は高橋はるみ北海道知事、上田文雄札幌市長と北海道航空協会に、オスプレイの展示とページェントを実施しないよう要請しました。

沖縄県の普天間基地に配備されているオスプレイの飛来は、東京都の横田基地を中継し、まさに日本縦断訓練といえるもので、道内への訓練移転への布石との指摘もあります。

真下紀子道議らの知事あての要請に対応した道の加藤聡危機管理監は、「申し入れは受け止めた。情報がないため9日に開催される実行委員会で情報を聞く」と答えました。

航空ページェントを主催する北海道航空協会は創立50周年、伊藤組会長が実行委員長で、道と札幌市も実行委員会に入っています。

真下議員と札幌市議団の要請に対応した航空協会の長谷川政英実行委員長代行と上野隆事務局長は、「米軍へ機種を要望したわけではないが他の航空機同様に展示する。オスプレイが危険とは考えていない」と答え、軍用機やオスプレイの展示に問題ないとの認識を示しました。しかし、「反対も賛成もあるので要望はしっかり受け止め、明日の実行委員会に報告する。米軍からの情報はないが、民間機離発着の管制もあり、収容キャパも決まっているので全ての展示はできない」と応じました。

真下議員が確認したところ、「機種や展示方法などの決定権は米軍にあり、過去に協会が米軍に断ったことはない」という回答です。真下議員は、「実行委員会に入っている行政機関の道にも札幌市にも知らせず、直前の飛来を受け入れるかのような対応は容認できない」と表明、情報の提供と実行委員会での報告を求めました。

事務局長は爆音だけでなく衝撃波で窓ガラスが壊れる危険にも言及しましたが、ブルーインパルスの飛行も予定されていて、大都市の上空で危険をはらむ航空ページェントは実施すべきではありません。

【参照】→
「航空ページェント」の開催と米軍新型輸送機オスプレイの展示の中止を求める緊急申し入れ