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道議団の動き
道内私立幼稚園の労働実態/〝把握へ努力〟道答弁 14.03.17

道内私立幼稚園の労働実態

〝把握へ努力〟道答弁

真下議員質問

北海道は、これまで指導検査の対象としていなかった私立幼稚園の先生たちの労働実態について、今後は報告を求め、把握に努めると表明しました。17日の道議会予算特別委員会で真下紀子道議の質問に道総務部長が答えました。

北海道労働局による監督指導の結果、道内181の保育所で時間外労働の賃金不払い等の法令違反が指摘されました(今年2月)。政府が検討している「公定価格」によると、保育所よりもさらに給与が低く、平均勤続年数も短いとされる私立幼稚園でも、同様の懸念が指摘されています。

道が私立幼稚園に対して毎年実施している業務運営や会計処理などに対する指導検査は、道内約460園のうち20園程度にとどまり、労働条件などは指導検査の対象としてきませんでした。保育所での法令違反多発の事態を受け、労働条件についても把握に努めることとしたものです。

道は、「今後、報告を求める際に労働条件に関する項目を加え、実態把握に努める」「不適切な事案を把握した場合、私立幼稚園に対して、労働基準監督署に照会し、改善を図るよう必要な指導・助言を行う」とし、研修会などでも労働環境の整備について注意を促すと表明しました。

(14年03月27日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)