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道議団の動き
道立病院看護師の2割 夜勤月10回以上も/真下道議追及 13.11.12

7道立病院の看護師の2割

夜勤月10回以上も真下道議追及

北海道の七つの道立病院の看護師のうち、2割がひと月10回以上の夜勤をしていることが分かりました。

日本共産党の真下紀子道議が、このほど開かれた道議会決算特別委員会で取り上げました。

道立病院は3交代制を採用し、2012年度、月10回以上夜勤をしている看護職員の年間のべ人数は1472人で、平均すると看護職員の22.5%が、月10回以上の夜勤についていることになります。(表)

苫小牧病院では看護職員の45.5%が月10回以上、夜勤に従事し、子ども総合医療・療育センター(コドモックル)では35.4%、北見病院では30.3%となっています。

黒田敏之道立病院室長は「月8回以内の夜勤体制順守」に努めていると表明。真下道議は、「(それが)守られていない」と指摘しました。看護職員の確保のために、給与や休暇制度などで正職員との均等待遇が守られる「短時間正職員制度」の導入などを提案しました。

高田久保健福祉部長は、「短時間勤務の形態について調査する。看護職員の確保に最大限努める」と答えました。

看護師確保法に基づく厚労省「基本指針」では、〝複数・月8回以内〟の夜勤体制構築のために「積極的に努力する」よう求めています。日本看護協会も、「3交代制勤務は月8回以内を基本」とするガイドラインを示しています。

道立病院で、ひと月10回以上夜勤をしている看護職員(2012年度)
 年間延べ人数
(a)、(人)
ひと月換算の人数
(b)=(a)÷12、(人)
現員数
(c)、(人)
比率
(b)÷(c)、(%)
 7病院合計1472122.754622.5
苫小牧病院 131 10.9 24 45.5
コドモックル 774 64.5 182 35.4
北見病院 182 15.2 50 30.3

(13年12月06日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)