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道議団の動き
経済的にも精神的にも不安/福島からの避難生活者語る 13.08.27

経済的にも精神的にも不安

札幌福島からの避難生活者語る

避難者らと懇談する(正面左から)神山県議、真下道議
避難者らと懇談する(正面左から)神山県議、真下道議=27日、札幌市

神山福島県議、真下道議らに

日本共産党の神山悦子福島県議は27日、札幌市厚別区の雇用促進住宅桜台宿舎で、福島県から札幌市周辺に避難している被災者ら約20人と懇談し、避難生活の現状や要望などを聞きました。

神山県議は、福島原発事故の収束宣言の撤回と県内の原発全10基廃炉を求めていることを説明し、長期にわたる避難生活の支援に全力をあげる決意を語りました。

南相馬市から避難している女性は、震災時小学生だった子どもが、「僕、放射能で死んじゃうのかな。痛い? 血が出る?」と聞き、投身自殺をしようとしたり、リストカットを繰り返すなど精神的に不安定になっている様子を報告しました。

別の女性は「子どもを守りたい一心で広域避難しています。私たちに向き合ってくれた共産党に期待します」と話しました。

避難者自治組織「桜会」代表の宍戸隆子さんは、「この団地には約170世帯の避難者がいます。地域住民との関係は良好ですが、来年以降の住宅支援の見通しがなく経済的な不安もあって、みんな精神的に追い詰められています」と訴えました。

懇談会を呼びかけた真下紀子道議は「長いたたかいになりますが、被災地と避難先で力を合わせましょう」と避難者らを激励しました。

懇談会には日本共産党の畠山和也道政策委員長、森英士(つねと)国政相談室長と宮川潤、伊藤理智子、小形香織の各札幌市議らも参加しました。

(13年08月29日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)