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道議団の動き
事故の抜本検証要請/紙議員がJR北海道に 13.07.31

事故の抜本検証要請

紙議員がJR北海道に

JR北海道側(手前)に要請する紙議員(こちら向き左から2人目)と真下道議(その右)ら
JR北海道側(手前)に要請する紙議員(こちら向き左から2人目)と真下道議(その右)ら=31日、札幌市

日本共産党の紙智子参院議員は31日、事故やトラブルが相次ぐJR北海道の本社=札幌市=を訪れ、運行の安全確保に万全を期すよう要請しました。真下紀子道議らも参加しました。

JR北海道では、2011年5月に石勝線のトンネル内で特急列車が脱線炎上事故を起こし、その後も事故やトラブルが後を絶ちません。7月だけでも7日に特急北斗14号のエンジン出火、15日に特急スーパーおおぞら3号の配電盤出火、22日に特急スーパーとかち1号の潤滑油漏れ事故が相次いでいます。

紙議員は「徹底した事故の原因究明と情報公開を行うべきだ。その際に、歴史的経過も踏まえ、企業体質や経営方針も含めた抜本的検証を行ってほしい」と要請しました。

JR北海道側は「申し訳ない。原因究明のために第三者機関や専門家の意見も聞き、一日も早く信頼を回復したい」と述べました。

紙議員が、会計検査院の検査結果でも指摘された車両検査への認識や体制強化を求めたのに対し、JR北海道側は検査の点検記録が残されていなかったことやエンジントラブル調査で破損部品を紛失していたことなどを認め、「検査体制を強化する」と答えました。

紙議員は「構造的問題がある」と指摘し、情報公開と必要な資料提出を求めました。

(13年08月01日付「しんぶん赤旗」より)