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道議団の動き
公共事業に9割いびつ/真下議員が批判 13.02.07

公共事業に9割いびつ

補正予算案真下議員が批判北海道議会

北海道議会は7日、政府の緊急経済対策に伴う総額約1500億円の一般会計補正予算案を審議する臨時議会を開きました。

公共事業が約9割を占める補正予算案の提案に対し、日本共産党の真下紀子議員は「国直轄事業227億円が計上されているが、中身がまったく見えていない。緊急性や地域経済への波及効果などに疑問符がついている大型公共事業を、中身がわからないまま負担金を予算に計上し推進するのはおかしい」と知事の姿勢を批判しました。

高橋はるみ知事は「今回の経済対策はきわめて短期間にまとめられたものであり、道予算については国が実施を予定している事業の概要を聞き取って計上したもの。今後さらに詳細に把握して適切に対応する」と答えました。

真下議員は再質問に立ち、「人からコンクリートヘの逆戻りではないか。補正予算1500億円の約9割が公共事業の前倒しに充てられるいびつな提案であり、効果も限定的。住民の福祉増進を実効あるものとする補正予算とすべきであり、賛成することはできない」と述べました。

補正予算は日本共産党以外の賛成多数で可決されました。

(13年02月09日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)