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働けば暮らせる最賃に/時給719円答申 抗議の行動 12.08.21

働けば暮らせる最賃に

時給719円答申 抗議の行動 札幌で道労連

第一合同庁舎前で宣伝する道労連の労働者たち
第一合同庁舎前で宣伝する道労連の労働者たち=21日、札幌市北区

北海道地方最低賃金審議会(道幸哲也会長)が最低賃金を14円引き上げて時給719円と答申した21日、北海道労働組合総連合(道労連)は、同審議会が行われる札幌市北区の第一合同庁舎前で座り込み・抗議行動を行いました。

午前8時10分から、最低賃金を「時給1000円以上に」の横断幕を掲げ座り込み、昼休みには各労働組合の人たちが次々とマイクを持ち、宣伝しました。

全国福祉保育労働組合道地本の中川喜征書記次長は「福祉の職場で働く私たちは、生活が困窮してダブルワークで働く人もたくさんいる。昼はヘルパー、夜はピザ屋で働き、同僚もそこで働いていることがわかったと、笑えない話まである」と語りました。

自交総連道地連の吉松清三副委員長は「規制緩和などで売り上げが大幅に落ち込み、法定通り働けば手取りは平均12万、13万円で、これでは暮らしていけない。大幅な引き上げを」と訴えました。

同審議会が719円の答申を出したことに対し、道労連の黒沢幸一議長は「働けば暮らせる最賃にしてほしいという労働者の切実な声からはほど遠いもので、極めて不十分な答申と言わざるを得ない。私たちはこの答申に異議申し立てを行い、1000円以上の実現めざして新たなたたかいを強めたい」と話しています。

(12年08月23日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)