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道内の介護保険料/上昇に悲鳴 12.04.08

道内の介護保険料

上昇に悲鳴

北海道の介護保険料・第5期分(2012年度から14年度)は、4月から16.3%増の平均月額4631円に値上げされました。年金の引き下げとあわせて高齢者の生活を圧迫し、「負担は限界」と各地で悲鳴が上がっています。

平均16.3%増 今月から

5歳以上の人(第1号被保険者)が負担する保険料は、利用される介護サービスの見込みなどに応じて、各自治体が3年ごとに基準額を決定します。

北海道の介護保険料
65歳以上の月額保険料(基準額)、(円)
市町村新しい保険料増加額
高い自治体
豊富町6100866
幌延町59001027
標茶町5725967
旭川市56791031
鶴居村5630738
低い自治体
奥尻町28000
津別町28000
浜中町29000
中札内村29000
音威子府村30000
平取町30000
主な都市(上記以外)
札幌市4656526
函館市50201070
釧路市4437710
苫小牧市4864930
帯広市4890700
小樽市54601073
北見市5236936
江別市4520540

道のまとめによると、新しい介護保険料は道内156自治体(152市町村、4広域連合)のうち133(85%)が値上げとなりました。

その結果、一番安いのは奥尻町、津別町の月2800円。高いのは豊富町6100円、幌延町5900円、標茶町5725円、旭川市5679円などです。(別表)

北斗市は介護給付費準備基金に2億円を積み、介護保険会計に繰り入れることで保険料を5280円に抑えました。

中富良野町は3年間で5100万円を基金に積み、介護保険会計に繰り入れて、保険料は150円増の4000円に抑えました。

日本共産党道委員会の千田悟自治体部長は「65歳以上の年金生活者は、灯油高騰、年金引き下げなどによって著しく生活が圧迫される中、平均で月640円もの負担増は大きな重圧です。道は財政安定化基金を活用し、サービス利用料や保険料の独自軽減などの思い切った対策を検討すべきです」と話しています。

(12年04月08日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)