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申し入れ

豪雪被害対策に関する緊急要望

11.01.21

北海道知事 高橋 はるみ 様

2011年01月21日

日本共産党
北海道委員会
委員長
西野 敏郭
道議会議員団
団 長
花岡ユリ子
幹事長
真下 紀子
小樽地区道政相談室長・小樽市議
菊地よう子
札幌東区・道政対策委員長
金倉 昌俊

豪雪被害対策に関する緊急要望

本道における降雪は日本海側を中心に、小樽、羽幌、岩見沢、江別など各地で記録的な大雪が続き、1月のこれまでの降雪量は各地で史上最高にのぼっている。落雪や車の追突による人身事故が多発し、JRやバスの大幅な遅延・運休が続発し、通学路の未確保、ゴミ収集の遅延、ビ二ールハウスの倒壊など、大雪被害は市民生活と地域経済全体に深く及んでいる。

また、国道を管理する開発局の除排雪予算が2〜3割削減され、排雪回数減、凍結防止剤の減(3分の2)によって記録的大雪に対処できず、道民生活に重大な支障をきたしていることが浮ぼりになった。

よって、道においては豪雪に有効な対策をすみやかにとられるよう以下8点を申入れます。

  1. この20年で最大規模の降雪量・積雲量による住民生活への影響全体について実態調査を行なうこと。道として豪雪対策本部を設置すること。
  2. 国道の除排雪遅れが重大な支障をきたしているので、国及び開発局に対して、除排雪予算の復元をはかる特別措置をとるよう、要請すること。
  3. 道々の除排雪に徹底を期すよう予算措置を拡充すること。市町村等の除排雪体制が弱体化し、除雪対応が不十分(たとえば江別市では夜5班、昼3班体制)であり、その強化策を道として援助すること。各振興局と市町村に除排雪110番を設置すること。
  4. 19日から小中学校の3学期が開始されたが、とくに交差点の排雪など通学路の確保と安全対策に万全を期すこと、札幌市の排雪は計画の2割にとどまっており、バス運行にも支障をきたしている。排雪計画の前倒しをはかるよう協議すること。
  5. 岩見沢では路線バスが3日連続運休し、通学、買物、通院に障害となり、住民から悲鳴があがっている。JRバスなどの遅延・運休の実態を公表し、交通の確保策を確立すること。
  6. 栗山・栗沢など各地でビニールハウス等無業用施設の被害が多発している。この施設復旧に対して、04年の台風災害なみの、特別支援対策をとること。
  7. 多くの市町村で福祉除雪を実施している。道が国の緊急雇用交付金を活用するなど、冬期の就労事業として福祉除雪員制度を確立し、実施すること。
  8. 豪雪対策のため、地方財源確保のため、特別交付税措置を求めるとともに、市町村振興の地域づくり総合交付金の「特別枠」を設けること。

以 上