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泊原発運転中止を/紙議員「道民を無視」 11.08.25

参院審査会

泊原発運転中止を

紙議員「道民を無視」

日本共産党の紙智子議員は25日、再生可能エネルギー買い取り法案を審議した参院連合審査会で、国が営業運転開始を許可した北海道電力・泊原発3号機について、「『先に運転ありき』というもので、道民無視もはなはだしい」と批判し、運転中止を求めました。

海江田万里経済産業相は「原子力安全委員会や北海道知事の意見も聞き、認可した」と答弁。これに対し、紙氏は、原子力安全委員会は原子力安全・保安院からの報告を受けるだけのものであったことを指摘。周辺自治体からも「意見を聞くべきだ」と声が上がり、道内の50人の大学教授が、活断層群に警鐘を鳴らし、代替取水ポンプの確保など抜本的な津波対策を求めていることを紹介し、「福島の原発事故を踏まえて根本からやり直さなけれぱならない。道民の理解を得ないままの運転はやめるべきだ」と強調しました。

また紙氏は、北海道電力の発電量は原発(207万キロワット)以外に火力や水力などで535万キロワットあり、他社の水力発電や自家発電を合わせ、道内の総発電量は885万キロワットとなることを示し、「原発に依存せずエネルギーを確保する道はある。そのためにも再生可能エネルギーの買い取りを義務付けることは重要だ」と指摘。すでに徴収している原発付加金を活用し、電気料金への賦課金の転嫁を抑制して再生可能エネルギーの飛躍的な普及を進めることを求めました。

(11年08月26日付「しんぶん赤旗」より)