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教組共闘北海道・東北/“若者に働く場を” 道知事に要請 11.07.19

教組共闘北海道・東北ブロック

“若者に働く場を”道知事に要請

「2011修学・進路保障要請キャラバン」を開始した教組共闘北海道・東北ブロックは19日朝、道庁前での宣伝行動と、高橋はるみ知事への要請を行いました。これに先立つ18日、道就職連絡会が「東北北海道連帯集会」を開きました。

道庁前で、日高教の藤田新一書記長は「大企業は2年前、高卒者の求人を半分に減らしました。社会的責任を果たし、若者に働く場を保障すべきです」と訴えました。

知事への要請では、防災計画の見直しや期限をもって原発をゼロにすること、修学支援の拡充と就職保障を求め、道高教組の櫻井幹二委員長は「子どもたちの安心・安全の確保を」と強調。

応対した道知事室の高田久・室長は、被災地から道に避難・転入している児童・生徒640人ヘの支援や、給付型奨学金の創設を国に求めていくことなどを述べました。

約40人が参加した前日の「東北北海道連帯集会」では、宮城県高教組の高橋正行委員長が、「毎晩津波でおぼれた夢を見る」という高校生の苦しみを紹介したほか、福島県立高教組の杉内清吉書記長が、放射能汚染におびえて暮らす実態を報告し、「今回ほど政治の働きかけが大事なときはない」と力説しました。

会場からは「新学習指導要領では、進路を生徒の個人責任に矮小(わいしょう)化している。被災地と連帯して打開したい」(札幌市内の高校教諭)などの発言がありました。

キャラバンの一行は19日午後に青森入りし、東北各県を回って要請行動を行います。

(11年07月20日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)