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ハンセン病検証年度内に報告へ/真下議員質問に道答弁 11.02.01

ハンセン病検証年度内に報告へ

真下議員質問に道答弁

真下紀子道議真下紀子道議

北海道議会保健福祉委員会は1日、道が2010年4月に設置したハンセン病問題検証会議の最終報告書を年度内にとりまとめる方向を示しました。日本共産党の真下紀子議員の質問に、検証結果の活用などについても明らかにしました。

これまで検証会議の委員やワーキンググループは、元ハンセン病患者や関係者からの聞き取り、資料の収集・分析を行ってきました。道内にはハンセン病療養所がなく、ハンセン病患者の人口比も少なかったこともあり、資料も少ない中で国の隔離政策による人権侵害の実態を独自に検証したことが注目されています。

道の保健福祉部長は「さらに議論を深めたうえで報告書を年度内にとりまとめ、わかりやすい啓発方法、啓発事業についても協議をする」「こうした偏見や差別の歴史を繰り返すことのないよう後世に伝えるため、資料を生かしていく」と答えました。

ハンセン病問題を繰り返し質問してきた真下議員は「岡山県の長島愛生園の視察調査に行き、国家権力による強制収容によって行われた人権侵害を肌身に感じました。北海道の検証は意義深く、有効に活用されるように」とのべました。

(11年02月08日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)