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道議団の動き
後期高齢者医療の保険料/基金活用しても6.5%アップ 11.11.01

後期高齢者医療の保険料

基金活用しても6.5%アップ

真下道議が保険料凍結求める

68万人が加入する北海道後期高齢者医療広域連合は、2年毎の保険料改定にあたって保険料の改定作業を進めています。

真下紀子道議は1日の道議会保健福祉委員会で、後期保険料のアップにストップをかけるよう提案しました。

保険料14%アップも

北海道後期高齢者医療広域連合に加入する人は、毎年2万人ずつふえ、68万人(6月)を超えています。うち短期保険証は219人です。現在の保険料は均等割り4.4万円、所得割10.28%(全国最高)、1人当り6.4万円です。

後期高齢者が年々ふえる中で、被保険者は総費用の1割負担の枠組みの中で、道広域連合が来年度からの保険料を試算すると、1人当り7万4千円近くになります。このため連合では均等割りを6千円近くアップ、所得割を2.4%アッブせざるをえない、と試算しています。

凍結へ特別対策を

真下道議は、「年金が据え置かれている下で、保険料の大幅アッブにはとうてい理解が得られない。財政安定化基金など活用を」提起しました。

しかし、基金82億円と剰余金20億円を活用しても、1人当り4千円、6.49%増はさけられない、とのことです。

真下道議は「保険料アップの中止、凍結を基本として、国と道の責任でしっかりした対策をとる」よう提案しました。

道は、国に対策を要望すると答えました。

北海道後期高齢者医療の保険料(粗い試算)
H24・25年度は6〜14%アップ?
注 ①剰余金額見込み20億円。②財政安定化基金82億円
道広域連合が9月に粗い試算をしたもので、変動がありえます。
  現行保険料 パターンA
(活用せず)
パターンB
(①のみ活用)
パターンC
(①②活用)
均等割(円) 41,192 49,951 49,255 46,400
所得割(%) 10.28 12.68 12.48 11.65
1人当り保険料(円) 64,593 73,987 72,974 68,784
のび率(%) 14.54 12.98 6.49

(11年11月06日付「ほっかい新報」より)