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道議団の動き
泊原発3号機/営業運転認めるな 11.07.20

泊原発3号機営業運転認めるな

停止し住民・自治体の声聞け道知事に党道委

泊原発3号機が約4カ月間にわたって「調整運転」(試験運転)を続けている問題で、日本共産党道委員会と真下紀子道議は20日、同原発3号機の営業運転を認めないよう高橋はるみ知事に緊急申し入れをしました。

申し入れ書を手渡す真下道議と畠山氏寺山危機管理監(右端)に申し入れ書を手渡す真下道議(左から2人目)と畠山氏(その左)=20日、北海道庁

調整運転中の泊原発3号機について、北電は月内にも営業運転再開の手続きを進めるとしています。

営業運転再開のための最終検査は運転停止をせず、1、2日で終了する簡単なものです。福島原発事故を踏まえた内容となっておらず、道民の間にも再開について疑問と不安が広がっています。

申し入れ書を手渡した畠山和也道政策委員長と真下道議は、「最終検査は福島事故の知見を踏まえていない。営業運転『再開』をなし崩し的に認めるのではなく、3号機をいったん停止して安全審査を実施し、専門家や、原発周辺の後志(しりべし)管内の市町村、70キロ圏内の札幌の住民と自治体関係者の意見を聞くべきです」と伝えました。

さらに畠山、真下両氏は11日に行った泊原発の現地調査を踏まえ、「地震対策は全く不十分です。活断層の調査内容や津波対策など、北電は必要な情報も公関していません。再稼働先にありきのストレステスト(耐性試験)ではなく、電力会社や保安院から独立した機関による実施を求めるべきです」と迫りました。

寺山朗危機管理監は「3号機の稼働とストレステストの内容について国に文書で問い合わせており、その結果を待っている」などと答えました。

(11年07月22日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)

→ 泊原発3号機の営業運転「再開」を認めないことを求める緊急申し入れ