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道議団の動き
羅臼湖の木道整備を/真下道議が新設を要請 10.12.03

羅臼湖の木道整備を

真下道議が新設を要請

知床国立公園内の羅臼湖に設置されている木道(木製の遊歩道)が老朽化している問題で3日、日本共産党の真下紀子道議が第4回道議会定例会・予算特別委員会で質問し、木道の撤去と新たなルートでの設置を求めました。

道が設置した同木道は、老朽化で破損し、利用者の安全が脅かされているほか、壊れた箇所を避けて通るため、植生の破壊が進行。国は再整備着手を表明しています。

道環境生活部環境局自然環境課の担当者は、利用者への影響を考慮し、「(木道の)撤去と新設が一体となった効率的な施工となるよう環境省と調整している」と答弁しました。

また真下道議は、国が道内の3地域(「道東湿地群」「日高山脈・夕張山地」「知床半島基部」)を国立・国定公園への新規指定・拡張候補地に選定するなど、「世界的にも豊かで固有な自然環境を有している」と指摘。生態系・生物多様性を破壊する開発行為に対して実効性をもち、自然環境を保全できる条例とするよう求めました。

道の担当者は、「北海道生物多様性保全計画」のなかで「開発行為の自然環境に及ぼす影響についても整理している」と述べ、条例化についても検討する姿勢を示しました。

(10年12月05日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)