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道議団の動き
道労働委員 連合のみ/道労連が抗議声明 10.12.01

道労働委員 連合のみ

高橋知事任命道労連が抗議声明

第39期北海道労働委員会の委員が1日任命され、高橋はるみ知事は、労働者委員全員を連合推薦候補だけに独占させました。

労働委の委員は、弁護士や専門家からなる公益委員、労働組合が推薦する労働者委員、企業側が推薦する使用者委員の三者(いずれも7人)の計21人で構成されています。

労働者委員については、20年前の第29期道労委から、連合北海道の推薦候補に独占させる「偏向任命」が行われ、不当労働行為で提訴されている者や、選挙違反で公民権停止処分を受けた者が任命される事態も生じ、労働者の権利救済機関としての機能が著しくゆがめられてきました。

北海道労働組合総連合は同日、「道労連推薦者を排除する不当な任命をくり返した」とする抗議声明を発表。高橋知事に「偏向任命」を直ちに取り消すよう求めています。

声明は、中央労働委員会の委員任命も、これまでの連合独占が改められ、東京、大阪、宮城、埼玉、千葉、高知、長野、和歌山、京都、神奈川でも全労連推薦委員が任命され、「『連合独占』の是正は、もはや時代の流れであり、委員会を特定団体の『利権』の場にするようなことは断じて許されない」として、高橋知事の行った任命は民主主義の根幹にかかわる問題であり、公正任命を行うことを強く求めています。

(10年12月04日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)