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道議団の動き
介護福祉士就学金貸付「高校生も対象に」/党道委が国に要望 10.11.16

介護福祉士就学金貸付「高校生も対象に」

党北海道委が国に要望

真下紀子道議真下紀子道議

厚生労働省が所管する介護福祉士の養成・確保のために拡充された「介護福祉士等就学資金貸付制度」は、返還免除の規定があり歓迎されています。

しかし、養成施設の学生が対象で、同様に介護福祉士を養成している福祉系高校は、文部科学省所管のため対象外になっています。

日本共産党道議団が、全道から入学者を募集している置戸(おけと)高校を視察した際、「卒業生は過疎地域に就職して地域の介護を支えている。高校生も制度の対象となるようにしてほしい」と要望を受け、今年3月に道議会から意見書もあげました。

介護福祉士等就学資金制度

同制度は、3年間で約200万円の貸付が受けられ、指定期間の勤務によって返還が免除されます。

15、16の両日行われた日本共産党北海道委員会の政府交渉でも、厚労・文科省双方に要望しました。

厚労省社会援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室の資格・試験係長は、「文部科学省による授業料免除や各奨学金などを踏まえ、文科省と相談し、検討していく」と答えました。

文科省初等中等教育局高校教育改革PT産業教育振興室助成係長は、「厚労省に申し入れをし、引き続きがんばりたい」と前向きな検討を約束しました。

これまで意見書可決など継続的にとりくんできた真下紀子道議は、「地域の介護人材確保とともに、高校生の就学機会の確保と就職支援として、ぜひ実現させたい」と両省に強く要請しました。

(10年11月24日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)