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道議団の動き
道政コラム―1着の高校制服兄弟で交互に 10.10.28

1着の高校制服兄弟で交互に

■…このほど閉会した第3回定例道議会で、ざわついていた本会議場が、静まりかえった場面がありました。日本共産党の花岡ユリ子道議が、「子どもの貧困」について、高橋はるみ知事の認識をただしたときです。

■…「小樽で実際にあった話ですが、兄が通っている高校に弟も入学したが、制服が一着しかなく、交互で着ていくため、どちらか一人が学校を休まざるをえない」と紹介した花岡道議。知事は、「子どもを育てた経験をもつ一人の親として、私自身、とても憂慮している」と応じました。

■…知事はさらに、「国の支援策とあわせて、経済動向なども見極めながら、適切な就学支援に努力する」と含みを持たせました。しかし、知事1年目の2003年度と比較して、私学運営費助成金(道単独分)は高校生1人当たりで6割も削減し、私立幼稚園への助成は昨年度から全廃です。

■…花岡道議は厳しく指摘しました。「(知事公約では)『特色ある教育を進める私学教育の振興に努めます』とうたっており、知事の政治姿勢が問われる」。来春の道知事選と道議選は、道が「住民福祉の増進」という本来の役割を取り戻すための大事な選挙です。

(10年10月28日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)