日本共産党 北海道議員団ホームページ
ホーム
道議団の動き
農業守る共同を/真下道議らJAあさひかわと懇談 10.10.28

真下道議らJAあさひかわと懇談

TPP、米価暴落・・・

農業守る共同を

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や米価暴落の問題で、日本共産党の真下紀子道議と党旭川市議団の小松晃、のとや繁、太田元美の各市議と石川厚子くらし子育て相談室長は28日、JAあさひかわの山本隆一組合長、水口政勝専務を訪ね、懇談しました。

山本組合長は「JA全中の大会で、紙智子参院議員に参加していただき、北海道選出議員の要請でも、ごあいさつをいただいた」と歓迎しました。

水口専務は「TPPはWTO(世界貿易機関)とは全く違う話になっている。GDP(国内総生産)と比べられたらかなわない話です」と述べました。

「旭川市は周辺も含め、農業がよくならないと経済全体がまわっていかない」と続けました。

真下道議らが、TPPは農業だけでなく、全産業に影響を及ぼし、北海道の試算では全産業で2兆円以上の影響があると述べると、水口専務は、「農業がだめになったら困るのは国民。全産業が一丸となって農業を守るようにしなければならない」と応えました。

米価の暴落の影響や仮渡し金(概算金)などについては、「昔は、国のお金を入れて土地改良し、水の確保のためにポンブアップしたところもあるが、当時はコメ1俵あたり1万8千円で売れたからできた」「いまは、コメの価格が生産費以下になり、年金をつぎ込んでまでやってられない。自分の集落でも今年2軒の農家がやめてしまった」と、後継者対策もますます厳しくなると述べました。

山本組合長は、「上川管内全員の組合長がJAの大会に参加した。今後TPPに対する運動をすすめる」と述べました。

最後に、水口専務は、「共産党の政策は100%われわれの思いと同じ。人数は少ないが、是々非々の立場を貫き頑張ってほしい」と述べました。

(10年10月29日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)