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道議団の動き
大雨被害対策急いで/知事に申入れ 10.09.06

大雨被害対策急いで

共産党が道知事に申入れ

8月23日、24日の集中豪雨により、北海道上川中部や石狩北部などで農業被害が生じた問題で6日、日本共産党の宮内さとし国会議員団事務所長と党道議団、石狩市議団は、高橋はるみ知事に対して、早期復旧と被災農家の負担軽減を求めて、緊急の申し入れを行いました。

道内では、水稲、タマネギ、バレイショなど農地413・5ヘクタールが浸水や冠水で収穫不能になっています。石狩市厚田区では、川のはんらんで土砂や石が水田に流れ込み、農家が自力で復旧するのが困難なため、花岡ユリ子道議らは「道としての財政支援」を強く要望しました。

道側からは農政部が対応。「早期復旧へ、市や農協と調査するなどして対応しているが、いずれにしても市側から、見込みでもよいから被害総額があがってこないことには、(復旧支援)制度の適用が始められない」と事情を説明しました。

堤防復旧については、「(流れた)土砂を埋め立てに使うとかして、地元や農家の負担軽減につながるような手法もあるので、相談していきたい」と回答しました。

宮内氏は現地調査したときの状況を、写真を見せながら語り、「倒れた稲を一つひとつ起こしていた農家の姿がいたたまれなかった。救済に応えるのが政治の力だ」として、「(被害があった地域は)合併して石狩市の一部になったので、激甚災害指定が受けられないと聞く。以前だったら一つの行政区で対象となったが」と問いかけると、道側は「5年間の経過措置がありますので大丈夫です」と答え、激甚災害指定の対象となる可能性があることを示しました。

(10年09月08日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)