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道議団の動き
東川町/豪雨被害を調査/真下道議ら被災者見舞う 10.08.25

東川町豪雨被害を調査

真下道議ら被災者見舞う

町長「通信機能の強化を」

24日未明、発達した低気圧の影響による記録的な豪雨は、北海道内に大きな被害をもたらしました。道北の観光温泉地、天人峡と旭岳温泉に向かう東川町と美瑛町の道道2ヵ所が陥没・決壊し、車の転落で男性1人が死亡しました。日本共産党の真下紀子道議と鶴間松彦東川町議、旭川の石川厚子市議候補は25日、現地を調査し松岡市郎東川町長から現状と要望を聞きました。

観光客でにぎわう温泉地では、電気と水道が止まり、電話もつながらないなど、孤立した状況となりました。24日夜に停電と断水が仮復旧し、25日朝には、旭岳温泉に向かう道路も復旧しましたが、天人峡温泉の324人は孤立状態のため、道の防災へリなどで懸命に人員救出作業が行われました。道道旭岳温泉線に向かうと、土砂崩れで電柱、ガードレールが横倒しになっています。

真下道議らの調査に松岡町長は「ライフラインとして通信機能の強化が課題」と話しました。

また、北海道電力職員は「本格復旧には時間がかかる」といいます。

陥没した道路から車が転落して男性1人が死亡した上忠別橋の陥没現場は、土のうが積み上げられ仮補修が終わり、通行可能となりました。

忠別川は川の流れが変わり、両河岸が大きくえぐられ、大きな岩が散在。下流の忠別ダム湖に向かって大量の流木が貯留し、水流の勢いの強さが伝わってきました。

天人峡に向かう道路決壊現場では、砂利やコンクリートブロックを積んだトラックが列になって待機し、大型重機で激流にえぐられた道路の復旧作業が行われています。

上川総合振興局の水野公輔主任は「天人峡との往来を早く可能にしたい。仮復旧には1週間くらいかかる見込み」と話します。

真下議員らは作業にあたっている人たちを激励し、「死亡した方がいる重大災害で、観光シーズン真っ最中でもあり、一日も早い安全な復旧にむけ、力を尽くしたい」と話しました。

(10年08月26日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)