日本共産党 北海道議員団ホームページ
ホーム
道議団の動き
季節労働者の通年雇用/事業5年わずか692人 10.08.03

季節労働者の通年雇用
  事業5年わずか692人

花岡道議質問で判明

予算足りない

花岡ユリ子道議の話

冬の約4ヵ月間、仕事がなくて「季節労働者」となる建設労働者は道内5万〜6万人です。道の増嵩経費措置事業は、のべ人数で年間約7万人分の雇用効果ですから、予算が絶対的に足りません。国と道の責任で、冬期の工事量を確保するとともに、季節的な失業が避けられない労働者への失業給付(特例一時金)を、40日分(約20万円)から90日分に復元すべきです。

北海道の「冬期増嵩(すう)経費措置事業」による季節労働者の通年雇用化数が、5年間の平均で138人にとどまり、道内約6万人の建設季節労働者の0.3%にも達しないことがわかりました。道議会経済常任委員会での日本共産党の花岡ユリ子道議への答弁。

凍結などの気象条件により、冬期間の公共建設工事に余計にかかる「増嵩経費」として、道は毎年37億円を措置しています(冬期増嵩経費措置事業)。

道経済部によると、2004〜08年度で、増嵩経費を措置した道発注事業にともなう雇用者数は、のべ35万2798人。そのうち季節労働者は20万2139人(57・3%)。また、増嵩経費を措置したことによる季節労働者の通年雇用化数は5年間合計で692人にとどまっています。

(10年08月18日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)