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道議団の動き
雇用補助で非正規増/北海道の企業立地助成 10.08.03

雇用補助で非正規増
北海道の企業立地助成

花岡道議が追及

北海道の「企業立地促進補助金」のうち、2005〜09年度の5年間で、雇用増に対する補助金の約3割が有期(非正規)雇用の拡大に回り、2009年度には非正規への補助金が7割弱を占めていることがわかりました。道議会経済常任委員会で、日本共産党の花岡ユリ子道議が取り上げました。

道によると、誘致企業への補助金額合計は172.8億円。そのうち雇用増への補助金は22.3億円で対象者は4739人とされています。

花岡道議が、対象者のうち「期間の定めのある雇用は何人、何パーセントか」と迫ったのに対し、道経済部は、5年間で1462人、助成対象者の31%だと答弁しました。6・3億円の道費が投入されました。(表)

道の立地企業向けパンフレットには、補助金の対象は「雇用期間の定めのない雇用者」と明記されています。

しかし道はこの間、雇用の継続など「実質的に雇用期間の定めがない者と同様」であれば非正規雇用にも補助金を出してきたことが、日本共産党の質問で明らかになっていました。

道企業立地促進費補助金のうち、雇用増への補助金の推移
2005年度2006年度2007年度2008年度2009年度合計
雇用増への補助額(千円)(a)484,684266,100686,600460,806328,4002,226,590
(a)のうち有期雇用に補助された額(千円)(b)15,00093,12290,996199,103228,900627,121
雇用増への補助の対象者数(人)(c)9905841,4439927304,739
(c)のうち有期雇用者数(人)(d)302392344624971,462

(10年08月19日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)