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道議団の動き
就職、就学を青年に/北海道・東北キャラバン始まる 10.07.28

就職、就学を青年に

道は国に指導求めよ

北海道・東北キャラバン始まる

「高校生・大学生・青年の就職難を考える連絡会(北海道就職連絡会)」と「2010教組共闘 北海道・東北ブロック」は28日、就職難をなくし、若者に社会人としての“第一歩”を保障しようと「2010高校生・青年の修学・進路保障要請キャラバン」をスタートし、札幌市の道庁前で出発式を行いました。

同キャラバンは北海道を皮切りに、東北各県を縦断し、県への要請や集会、街頭宣伝を行います。

出発式の後、道知事と道教育委員会教育長に要請、荒川裕生道知事室長らが応対しました。授業料以外の学校納付金の無償化で高校生の修学を保障することや、大企業が新卒者の就職の社会的責任を果たすよう政府に指導性の発揮を要望することなどを求めました。

前日の27日には、教職員ら20人が参加し、「就職難に立ち向かう2010学習・懇談会」を開催。

北海学園大学の川村雅則准教授は、連日の深夜までのサービス残業などで、「公務員として就職した卒業生以外、ほとんどが離職をよぎなくされている」と紹介し、若者の生活を保障する労働組合の役割を指摘。「団結『剣』」(団結権)を伝える教材づくりや、若者の就職・雇用の実態を明らかにすることなどを提起しました。

全労働北海道支部の後藤龍一副委員長は、北海道の今年3月の高校卒業者の就職内定率は79.9%で、過去10年間でワースト2位だったことを紹介。日本の生産性を維持するためにも、「企業は若者に社会人としての経験を積ませるべきだ」と訴えました。

(10年07月29日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)