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道議団の動き
医師体制縮小に不安/真下道議/道立羽幌病院と懇談 10.02.24

医師体制縮小に不安

真下道議道立羽幌病院と懇談

北海道立羽幌病院の常勤医3人が3月未で退職・転勤し、現在の7人から4人の医師体制に縮小することが危ぶまれている問題で、24日、日本共産党の真下紀子道議が同病院を訪れ、臼杵摂子副院長・総看護師長、増田順二事務長と懇談しました。

羽幌病院は羽幌町を含め、留萌(るもい)管内の中・北部5町1村、2万3000人を診療圈域とするセンター病院で、内科、外科、整形外科など、11の診療科があるほか、24時間体制で救急患者を受け入れています。地元では、急浮上した医師体制の縮小問題に、不安が広がっています。

増田事務長は、近隣町村には大規模な病院がなく、羽幌病院が「頼りにされている」と強調。地域で果たしている役割を述べるとともに、「(常勤医が減ると)日中は今まで通り救急患者に対応できたとしても、夜間は翌日の外来への負担が大きくなる」と指摘し、現状では夜間医療が困難になることが明らかになりました。

真下道議は、日本海に面し、冬期間の移動が「命がけ」となる地域の特性と、病院の役割に理解を示し、「町民も病院も一緒になって考えていきましょう」と激励しました。

増田事務長は、奥雅志院長からの伝言を紹介し、党道議団のこの間の取り組みを「心強く思っています」と述べました。

懇談には、金木直文・元羽幌町議らが同席しました。

(10年02月26日付「しんぶん赤旗」北海道・東北のページより)