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道議団の動き
林業担い手支援強めて/道に花岡道議求める 09.12.04

林業担い手支援強めて

事業仕分け道に花岡道議求める

日本共産党の花岡ユリ子道議はこのほど(12/04)、道議会予算特別委員会で、林業の担い手支援策の強化などを求めました。道内人工林の伐採量(主伐)は、2004年度から08年度で1.6倍に増えた一方、造林面積は9%増にとどまっています。

花岡道議は、下川町や滝上町など林業を基幹産業に位置づけている自治体が、鳩山政権の「事業仕分け」で廃止とされた「里山エリア再生交付金」事業を活用しているとのべ、影響額をただしました。道の答弁で、道内20市町村が同事業を実施し、造林は6.9億円、林道は4.4億円で、合計11.3億円の国補助金の減額となることがわかりました。

花岡道議の話

島根県は12月補正で、県単費で林業、漁業、農業の「新規就業者支援」を計上しました(8千万円)。道も単独事業を含め、農林漁業の担い手対策を強めるべきです。

道によると、「里山再生」のほかに、道内80市町村が活用している「森林・林業・木材産業づくり交付金」も「廃止」とされ、国費減額は5億円。花岡道議は林業関連の「廃止」は、温室効果ガス25%削減の首相方針にも反すると指摘。「必要な事業は守るべき」だと主張しました。

林業の担い手対策をただした花岡道議に対して、道は、若い林業労働者確保のために、働いて賃金を得ながら研修を受ける、国の「緑の雇用担い手事業」の積極的な活用を図ると答弁しました。

(09年12月17日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)