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道議団の動き
道労働委員/連合独占は不公正/道労連とり消し求め提訴 09.05.29

道労働委員連合独占は不公正

道労連とり消し求め提訴

高橋はるみ知事が行った道労働委員会の労働者委員の任命はあまりにも公正さを欠くとして、道労連は29日、任命の取り消しを求めて、札幌地裁に提訴しました。

高橋知事は昨年12月、労働者委員7人を連合北海道の推薦候補に独占させる一方、道労連の推薦候補をすべて排除しました。道労連は、偏向任命に抗議し、やり直しを求めてきましたが、知事が応じなかったため、提訴に踏み切りました。

同日発表した声明では、労働委員会が労働者の団結権を守り、不当労働行為から労働者と労働組合を救済することを目的に設置された行政機関であり、一方的な労働条件の変更や解雇、不当な差別、団結権侵害に対し、「きわめて重要な役割」を持つ「日本の民主主義の根幹をなす重要な制度」だと強調しています。

異なる潮流が併存する労働界の状況を踏まえた委員任命基準を示した旧労働省通達に反する偏向任命が1990年から続いてきたと指摘。中労委委員に全労連推薦者が任命されるなど、中央、地方を問わず「『連合独占』是正は、もはや時代の流れ」と述べています。

「派遣切り」が横行するなか、労働者がモノのように使い捨てられることを容認してきた大企業系列組合の委員独占は許すことができないとして、知事の不公正任命の取り消しを求め、断固たたかうと表明しています。

(09年05月30日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)