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道議団の動き
補正予算案など反対/花岡議員が討論 08.10.03

道議会補正予算案など反対

二束三文で道有地売却花岡議員が討論

道議会第3回定例会は3日、全日程を終了し閉会しました。

日本共産党の花岡ユリ子道議は本会議で、深刻さを増す道民生活と営業を守る立場から道有地を法外な価格で売却する内容が含まれる「補正予算案」などで反対討論しました。

党道議団は44議案のうち、個人道民税の寄付控除を学校やNPO法人への寄付にも拡大する条例改正案など33議案に賛成。道民の立場に反する11議案には反対の立場を明確にしました。

花岡氏は、苫東開発関連で35億円で購入した道有地を3億5000万円で売却するという内容が含まれる「補正予算案」に反対を表明。「購入時より30億円以上も安く売却するのは、道有財産を『二束三文』で切り売りするものだ」と批判しました。

また、同補正予算案の原油高騰対策で蘭越町が農家への燃油高騰一部直接補てんとして1300万円以上を計上したと評価。「道は農・漁業分野への単独助成を一切盛り込んでおらずきわめて不十分だ」と告発しました。

花岡氏は、高橋はるみ知事が当別ダム本体工事の請負契約(95億円)で全国で初めて「知事特例」を発動して、指名停止処分にした業者を入札に参加させた問題や、冷水トンネルエ事では処分のがれの入札をおこなった問題を厳しく指摘しました。「道政に重大な汚点を残した。契約をやり直し、談合を許さないという姿勢を明確にすべきだ」と強く求めました。

「談合という不正行為を免罪し、入札休止処分を骨抜きにするものであり、自民党も民主党も賛成したことは今後厳しく問われる」と道民から批判の声があがっています。

(08年10月04日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)