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道議団の動き
地方切捨ての支庁再編反対
  「反対するネットワーク」道庁前で抗議集会
08.06.09

地方切捨ての支庁再編反対
   「反対するネットワーク」

道は住民の声聞け 首長も道庁前で抗議集会

「高橋はるみ知事は住民の声を聞け」「他方切り捨てやめろ」。道庁前で力強い唱和が響きました。支庁再編に反対する「拙速な支庁制度改革に反対するネットワーク」四市町合同決起集会が9日、札幌市で開催され、終了後、知事室に向けてこぶしを突き上げました。

留萌市、根室市、浦河町、江差町の4市町をはじめ、桧山、日高、石狩の各支庁管内自治体から首長、議長、住民ら450人が参加しました。

高橋知事は財政再建を理由に、14支庁のうち五つを振興局に「格下げ」する支庁制度改革案を10日の定例道議会で提案する予定です。

決起集会で、長谷川俊輔根室市長は「今回の案は住民に意見も聞かず、唐突に出されたもの。地方を切り捨てる支庁再編案は、心のない、涙のない知事の暴走だ」と厳しい口調で訴えました。

高橋定敏留萌市長、谷川弘一郎浦河町長、濱谷一治江差町長も次々と壇上に上がり、「撤回させるまでたたかいぬこう」とよびかけました。

参加者は、道庁周辺で抗議行動を展開。「支庁廃止絶対反対」「地方の苦しみがわかっているのか」と書いたのぼりやむしろ旗を掲げ、鉢巻きを締めて街頭に並びました。

8時問かけて根室市から参加した男性(37)は「根室支庁をなくすということは、道が領士問題をも切り捨てたことだと感じます。4人に1人が元島民の根室では、市民みんなが怒っています」と興奮ぎみに話します。

日本共産党の鈴木一彦根室市議、荻野節子浦河町議らが住民と一緒にバスで参加しました。

荻野議員は「切り捨て対象の地域は、いずれも食料基地としての重要な役割を果たしています。北海道の自立のためにも、一致団結して支庁存続へ向けて頑張ります」と話していました。

代表ら、党議員団に要請

日本共産党道議団(花岡ユリ子団長)は9日、道がすすめる支庁再編・切り捨てに反対する決起集会の会場前で宣伝し、参加者への激励とエールを送りました。

根室市、留萌市、日高支庁と桧山支庁管内の自治体の首長、議長、住民の代表らは集会後、党議員団を訪ね、支庁存続を求めて、要請しました。

花岡団長と真下紀子議員は、行動に立ちあがった代表の人たちの労をねぎらい、「住民合意のない支庁再編案は、地方切り捨てそのもの。反対のためにともに頑張りましょう」と話しました。

(08年06月10日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)


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