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道議団の動き
国の道路計画過大明らかに/真下議員の追及で 08.05.13

国の「道路中期計画」の過大さ浮き彫りに

道議会総合企画委

真下議員の追及で

道議会総合企画委員会が13日開かれ、日本共産党の真下紀子道議が質問に立ちました。

真下氏の質問で、10年間で59兆円を使い切ろうという国の「道路中期計画」の過大さが改めて浮き彫りになりました。

真下氏が、道「社会資本整備の方針」(骨子)との関連で取り上げたのは、「道路中期計画」素案の「都道府県別要対策箇所一覧表」(2007年11月)です。そのなかで、▽日常的に混雑が発生し、「渋滞対策」が必要な道路は道内220カ所▽踏切遮断により円滑な交通に支障が生じている「開かずの踏切」が全道に80カ所―あるとしています。

真下氏は、道の独自調査結果も示し、「開かずの踏切」は道の掌握分で札幌市内に2カ所だけだとのべ、「札幌市以外に78カ所も残っているのか」と指摘。国の中期計画は「道の調査ともかい離があり、実態を反映していない。大型開発優先の整備方向を踏襲すべきではない」と迫りました。

道側は「限られた財源のもとで、選択と集中の観点に立つ」とし、「今後の道路整備についても着実にすすめる」と答えるにとどまりました。

真下氏は、調査に基づき、サンルダム建設に1999年から2007年までに使われた102億2200万円のうち、道路側負担分として国費の道路特定財源が7億860万円充てられていることを明らかにしました。

(08年05月18日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)

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