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道議団の動き
花岡道議/75歳以上医療制度障害者加入強制問題でただす 08.05.13

後期高齢者医療制度

障害者へ強制やめよ 花岡道議 加入問題でただす

日本共産党の花岡ユリ子道議は13日の道議会保健福祉委員会で、65−74歳の重度心身障害者に後期高齢者医療制度への加入を道が強制することはやめるよう強く求めました。

道は、65−74歳の障害者が重度心身障害者医療助成制度を活用するには後期高齢者医療制度への加入を条件にしており、任意のはずの制度への移行を事実上強制しています。これで多くの障害者が新たな保険料負担と差別医療を強いられることになります。

花岡氏は「全国の都道府県のうち、北海道と9県以外は、障害者が後期高齢者医療制度に移行しなくても助成制度を活用できることになっている。なぜ移行を強制するのか」とただしました。

道側は「昨年11月の市町村へのアンケートで、九割が『後期高齢者医療制度の被保険者を対象にすべき』という意見だった。道と市町村の財政負担を勘案して、後期高齢者医療制度の加入を重度心身障害者医療給付事業の助成要件にした」と答えました。

花岡氏は「市町村へのアンケートは『財政負担があるが、どうするか』という誘導的な聞き方になっている。そういうなかでさえ、道内の14市町村が加入強制に反対している」「重度心身障害者医療助成制度は道の制度だ。道が障害者にきちんと説明する責任があった」と強調。「市町村と広域連会から意見聴取をしているが、当事者である障害者から意見や要望を聞くことこそ重要だ。改めて当事者からの率直な声を道が直接、聞くべきだ」と迫りました。

道側は「市町村の協力を得ながら、利用者の声と実態を把握したい」と回答しました。

(08年05月14日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)


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